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街の上でのkazu1961のレビュー・感想・評価

街の上で(2019年製作の映画)
4.2
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-734
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋とても軽やかで、とてもキュートな作品。“好き”という感情を懐かしくも思い出させてくれる。不器用で恥ずかしくて、こんな生き様が今思うととても素敵に思えます。下北沢という狭い空間での物語であること、繰り広げられる台詞のリアリティ、そして絶妙な脚本と絶妙な“間”、俳優の個性の全てが見事に調和しているのは、さすが今泉力哉監督ならではの作品。

🖋“恋”をめぐる様々な感情がほんと巧く心に伝わってきます。そして下北沢で紡がれる日常の温かさに包まれ癒されます(それにしてもめっちゃ人間関係が狭いのは(笑)!!)。終盤でのゴタゴタはもう最高!そんなホッコリ感情が絶妙なとても素敵な群像劇です!!関西人の私的には城定イハ役中田青渚の関西弁の語り合いがツボ(笑)!

🖋本作、今泉力哉監督が、変容する“文化の街”下北沢を舞台に紡ぐ、古着屋と古本屋と自主映画と恋人と友達についての物語。。。主人公の青を演じるのは映画初主演となる若葉竜也、主人公・青の元恋人である雪に穂志もえか、青が通う古書店の店員・田辺役に古川琴音、青に映画出演を依頼する美大生の映画監督・町子役に萩原みのり、町子が監督を務める現場の衣装スタッフ・イハ役中田青渚、とてもフレッシュな実力派女優陣が物語に彩りを添えています。

☺️Story:(参考: 公式サイト)
下北沢の古着屋で働いている荒川青(あお)。青は基本的にひとりで行動している。たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったり。口数が多くもなく、少なくもなく。ただ生活圏は異常に狭いし、行動範囲も下北沢を出ない。事足りてしまうから。そんな青の日常生活に、ふと訪れる「自主映画への出演依頼」という非日常、また、いざ出演することにするまでの流れと、出てみたものの、それで何か変わったのかわからない数日間、またその過程で青が出会う女性たちを描いた物語。

🔸Database🔸
・邦題 :『街の上で』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2019
・日本公開 : 2021/04/09
・上映時間 : 130分
・受賞 : ※※※
・監督 : 今泉力哉
・脚本 : 今泉力哉、大橋裕之
・原作 : ※※※
・撮影 : 岩永洋
・音楽 : 入江陽
・出演 : 若葉竜也、穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚、成田凌

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「愛がなんだ」の今泉力哉監督が、下北沢を舞台に1人の青年と4人の女性たちの出会いをオリジナル脚本で描いた恋愛群像劇。下北沢の古着屋で働く青年・荒川青は、たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったりしながら、基本的にひとりで行動している。生活圏は異常なほどに狭く、行動範囲も下北沢を出ることはない。そんな彼のもとに、自主映画への出演依頼という非日常的な出来事が舞い込む。「愛がなんだ」にも出演した若葉竜也が単独初主演を務め、「少女邂逅」の穂志もえか、「十二人の死にたい子どもたち」の古川琴音、「お嬢ちゃん」の萩原みのり、「ミスミソウ」の中田青渚が4人のヒロインを演じる。成田凌が友情出演。
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