こんな悲しい映画は2度と見ない。
この映画には韓国と北の悲しみがみんな詰まってるな。
1950年、北が優勢だった朝鮮戦争で、南が反撃に出るための「陽動作戦」に送られたのは訓練もろくにしていない学徒兵たち772人。
もう最初から「捨て駒」! 待ち構える敵の銃弾の中を正面から上陸を試みて、次から次へと倒れていく学徒兵。
上陸できた少数の兵で陣地を一時的に奪うも、迫り来る北の増援を前に、取り残された部隊は窮地に陥る。
北に残った従兄弟と銃を向け合うシーンが一番辛い。同じ民族同士、家族同士で戦わなければならない理不尽。
日本だって、もしマッカーサーが電光石火で日本に来なければ、ソ連が少なくとも北海道は侵略していただろうし、同じ日本人同士で戦わなければならないパラレルワールドがあったかもしれない。東北から北の人たちと殺し合うなんて考えられるだろうか? そういう歴史を韓国人は通ってきているんだよね。
また「自由主義」を守るためと言いながら、アメリカは韓国人の命など所詮 “savages” の命くらいにしか考えていないってこと。それは日本人にしたって同じこと。守るのは「アメリカ」のプライドなんだ。
久しぶりに映画見て泣いた。歴史の影で散った命が哀れで、辛かった。
こんな悲しい映画はもう見たくないけど、見てよかった。
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