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『The Arbitration』に投稿された感想・評価

CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.5
【パワハラ/セクハラの目線】
Netflixにて配信のナイジェリア映画(ノリウッド)。『ナマステ・ワハラ』で挿入された裁判シーンを抽出したような作品『アービトレーション: 交差する視点』を観た。本作もまた、性的虐待を受けた女性が裁判を持ちかける内容となっている。これがまた興味深い作品であった。

IT企業CEOのGbenga(OC Ukeje)は元従業員に訴えられた。原告のエンジニアDara(Adesua Etomi)は性的虐待を受けて退職に追い込まれたとして、株を要求する。しかし、CEOは仲裁委員会を設置し、穏便に事態を収めようとする。不利な仲裁会議に、女性弁護士と共に立ち向かう。本作が面白いところは、ナイジェリア映画を観る限り、女性の社会進出が進んでいることだ。女性のエンジニアが主役であり、性的虐待の裁判で、単に賠償金を請求するのではなく、株で要求するあたりにビジネスの中核に女性が積極的に関わっていることが伺える。しかも、原告・被告双方の弁護士は女性である。これは日本の法廷ものでは全く観られないであろう。

そして、いわゆるパワハラ/セクハラの実態に迫る法廷ものであるが、そこでの議題が経営層の目線で描かれるところも面白い。証人として、元従業員のエンジニアが召喚される。彼は、ビジネス案をGbengaに提案するが、冷徹に却下されて会社を去る。しかしその後、起業しプラットフォーム連携を持ちかけるため再びGbengaのもとを訪れる。しかし、彼は嫌がらせのように「株の70%をよこせ。でなければ提携は結ばない。」と圧をかけてくるのだ。株を用いてベンチャー企業をいじめる様子から、彼のパワハラ/セクハラする性格を炙り出す。

ノリウッドは富裕層向けの映画が沢山作られると耳にしていたが、それは単に豪華絢爛な映画を作ることではなく、会話レベルが経営層に合わせられていることを意味している。本作も、裁判ではなく仲裁会議というマニアックなシチュエーションで描かれていることからも、ナイジェリアの映画監督自体が企業の経営層に近いマインドを共有していることが伺える。

いつも通り、画は作り込まれておらず観辛いのですが、ナイジェリア企業のフリーアドレスに近く、ほとんどパソコンだけで仕事する風景も観られるのでナイジェリアビジネスに興味ある方にオススメしたい作品だ。
Arbitration?実際、準裁判ものの堅い話なのだからそのまま訳して邦題は『仲裁』でよかったのでは。

レイプ訴訟を起こす有能なITエンジニアのアデスワ・エトミ、訴えられるIT企業のCEO役O・C・ウケジェ、CEOの弁護人イレイティ・ドイル、CEOの妻ビバリー・ナヤ、見覚えのある顔ばかりで、ちょっぴりノリウッド映画通になったような気がして嬉しかった。最初は北陽のアブちゃんにしか見えなかったアデスワ・エトミもちゃんとアデスワ・エトミだと認識出来るようになった。この映画のアデスワ・エトミは、今まで観た中で最もゴージャス。もう一人の若い方の弁護士さんは初めて見る人かと思ったら、『ウェディング・パーティー』でアデスワ・エトミの友だち役を演じていたソムケレ・イヤマさんだった。全然わかんなかった…。ウケジェさんは、最初に観た『オクラを買いに行かせたら』のイメージからすると結構悪役寄りというか、情けない不実な男の役が多いかも。といっても、まだ4本目。

映画を通してナイジェリアやアフリカのことを知りたくてノリウッド映画を観ているようなものだけれど、この映画では、ナイジェリアでも優秀な若い人たちがIT業界を牽引していっているらしい、というのがわかった。弁護士は二人とも女性だったけれど、ナイジェリアの女性弁護士の比率ってどのくらいなのだろう?

ここに登場するThe Chartered Institute of Arbitrators (CIArb)とは、ロンドンに本部がある勅許仲裁協会(※)。主な目的は仲裁人のための専門機関を創設し、世界中で仲裁による紛争解決の促進を図ることにあるらしい。会員は149の国で16000人を超え、法曹界をはじめ、建設/海運/エンジニアリング/銀行/保険/会計/物流等、広範囲に渡る分野の会員で構成されているとのこと。
 アフリカでは、ケニア、モーリシャス、ナイジェリア、南アフリカに、アジアでは、香港、台湾、マレーシア、タイ、シンガポール、インド等に支部があるらしい。
 映画で知るナイジェリア、旧宗主国との繋がりはいまだに強く、受けた影響はあらゆる面で計り知れないようだ。今のところ、インド映画や香港映画のように、英国人shit!みたいな映画はまだない。

※勅許とは、天子の許可という意味らしいが、勅許仲裁協会が正式な訳語かどうかは不明。charteredとは、正式にお墨付きを得た、といったような意味のBritish Englishらしい。
Aoi

Aoiの感想・評価

3.8
最近ナイジェリア映画しか見てないからそろそろ感覚おかしくなってきてるだろうけど、面白かった。
というか、金持ちLagosianの結婚が絡んだゴタゴタウェイウェイ映画に慣れたから、仲裁裁判を起点として話が進んでいく映画がいつもと趣向が違くて面白かった。(趣向違うだけで楽しんでしまう私って…)

主役のAdesua Etomiに遭遇した回数多すぎて、ずっと見ていると彼女の表情になんか引き込まれる。好きな女優ができてしまった。(単純な私。インスタフォローした。)

映画の話だと、この映画の舞台の会社がスタートアップぽくて、インターン先と業界近いから話がふつーに興味深かった。

あと、レイプの裁判は、ナイジェリアでも日本でもどこでもクソ難しいなって共感する映画だった。結局こんなの男女で意見違うし、証拠なんて録音録画しなきゃ出てくるわけないしねぇ…