カフェポタリスト

アリスと市長のカフェポタリストのレビュー・感想・評価

アリスと市長(2019年製作の映画)
4.0
少女が市長をやり込める あのロメール作品の続篇かな、と思ったが違った。
フランス第二の都市、リヨンの市長のブレーンに抜擢されたアナイス扮するキャリアウーマンが仕事を通じて現代社会の矛盾を体験する。例えば、印刷所や製本技術などペーパーレス社会で失われて行く旧き佳きもの(?)を一掃させようとしているのは、自分達が手塩をかけて育ててきた子供たちだという衝撃。新自由主義が現れて、
かつての革新左派も今では保守良識派となってしまった
滑稽。