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マトリックス レザレクションズのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.3
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-731
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋なぜにこんなに酷評が多いのでしょうか?個人的には前三作が大好きで何度も鑑賞したので、20年もの歳月を経て再びネオとトリニティーを劇場で観ることができるシンプルな喜びと、ある意味原点に回帰したその展開にとても充分満足し、楽しむことができました!!

🖋前三作でネオは自己犠牲のもとに、人間と機械の融和を果たし、仮想世界(マトリックス)から人々を解放を実現したと思われました。しかしながら本作では、ネオは第一作目のように、この世界が仮想世界であることに気がつかず、違和感を覚えながら暮らしていました。。。そう、まずはネオが健在なところから嬉しいですね。そしてネオが『マトリックス』のゲームの開発者という設定で、第1作からのトリロジーの各シーンを色んなところで場面挿入することによって、観てる我々があたかも現実世界、そしてネオのいるのが仮想世界であるかのように感じさせ、そして『マトリックス』の世界観に浸らせる、この演出に唸りました。そしてこの展開自体はウォシャウスキーが本シリーズで目指している観客が得るべき感覚を大切にしているのがわかります。撮影のスタイルも全く変わっていません(世の中のアクションシーンの進化に本作のアクションシーンの進化が追いついていないとの指摘もありますが)、クライマックスのバイクでのチェイスなどは圧巻です。個人的にはこれが『マトリックス』の続編だと思います。

🖋しかしながら、やはり頭を使う。。。過去3作に負けず劣らずの難解さに評価が分かれてしまうのでしょうね。でもこれもまた『マトリックス』。世界の真実に基づく哲学、ときおりユーモラスなキアヌの良さは本作ならでは。『マトリックス』シリーズの良さ、現実と仮想世界の二面性、香港映画由来のアクションとVFX、ジャパンアニメ由来の様式美(東京の演出は???ですが)、文化と人種の多様性などその良さは健在!!

🖋特に本作のメッセージはエンドロールでもわかるように“愛”。“愛は全てのことの始まり”、深淵な物語の中に、ネオとトリニティーの愛が貫かれいるのが素晴らしいですね。

🖋本作、斬新なアクションや映像表現でポップカルチャーに影響を与えた『マトリックス』シリーズのその先を描いた作品。再び、仮想世界=マトリックスから覚醒した主人公ネオが、マトリックスにとらわれているトリニティーを救うため、新たな戦いに身を投じます。主演と監督はシリーズ過去作と同様にキアヌ・リーヴスとラナ・ウォシャウスキーが担当。キャリー=アン・モスやジェイダ・ピンケット=スミスといった再登場のキャストのほか、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世やクリスティナ・リッチらが共演しています。

😆Story:(参考: yahoo movies )
ネオ(キアヌ・リーヴス)は自分の生きている世界に違和感を覚え、やがて覚醒する。そして、マトリックスにとらわれているトリニティーを救出するため、さらには人類を救うため、マトリックスと再び戦うべく立ち上がる。

🔸Database🔸
・邦題 :『マトリックス レザレクションズ』
・原題 :『The Matrix Resurrections』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 2021
・日本公開 : 2021/12/17
・上映時間 : 148分
・受賞 : ※※※
・監督 : ラナ・ウォシャウスキー
・脚本 : アレクサンダル・ヘモン、デイヴィッド・ミッチェル
・原作 : ※※※
・撮影 : ダニエル・マッサーセシ、ジョン・トール
・音楽 : ジョニー・クリメックトム・タイクワー
・出演 : キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ニール・パトリック・ハリス、ジェイダ・ピンケット・スミス、ジェシカ・ヘンウィック、ジョナサン・グロフ、ジェイダ・ピンケット・スミス

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
1999年に公開され、革新的な映像技術とストーリーで社会現象を巻き起こしたSFアクションの金字塔「マトリックス」。2003年に公開された続編「マトリックス リローデッド」「マトリックス レボリューションズ」で3部作完結となった同シリーズの新たな物語を描く、18年ぶりとなるシリーズ新章。主人公ネオを演じるキアヌ・リーブスが過去作と変わらず同役を担当するほか、トリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミス、メロビンジアン役のランベール・ウィルソン、エージェント・ジョンソン役のダニエル・バーンハードらが続投。ネオを救世主と信じ、世界の真実を伝え、彼を導くモーフィアス役を「アクアマン」のブラックマンタ役で知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ネオの宿敵エージェント・スミス役をドラマ「マインドハンター」のジョナサン・グロフが新たに演じ、ニール・パトリック・ハリス、クリスティーナ・リッチらが扮する新キャラクターも登場する。シリーズの生みの親であり、過去の3作品を監督しているラナ・ウォシャウスキーがメガホンをとった。
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