【ハードルを越えていけ】
「ハケンアニメ」の僕のレビューにコメントを寄せてくれたウッキー14号さんから、アニメ制作の裏側としては、こちらもかなりリアルとのおススメもあって、Amazon Primeで視聴しました。
確かに、これは、物語としてはリアルで、もし、ハケンアニメのように実写だったら、アニメ制作を志す子供や若者の夢を壊しかねないと感じるところもあった。
妨害とか、ダメなマネジメントとか、横取りしようとする輩とか、よく考えたら、どこの世界にも同じようなのがいるもんだなとも思ってしまう。
僕は、契約書を独自に解釈するやつを方々で見てきた。
でも、コストだとか時間の制約だとかあっても、観る人が感動してくれるものをつくるというスピリットはアニメ制作に関わる人たちには同様で一番重要なところだ。
「竜とそばかすの姫」の公開前に、細田守さんが、確か”笑ってこらえて”という番組の特集で、そばかすの姫が、竜に向かって振り返る場面の、いわゆる”タメ”
の長さで悩んでいるところがあった。
それも、時間にしたら、ほんのコンマ何秒かについてだ。
ただ、完成形の前後で比べてみるると、その思いの丈の感じられ方が、まったく異なるものに感じられるのだ。
アニメ制作に関わる人は、そんなことを考えながら、もしかしたら、実写を超えるようなリアリティを追求しているのかもしれない。
この作品は、人間のやなところもアニメでマイルドに仕上げているので、あまり、嫌な気持ちにならずに観れるような気がします。
※ そういえば、もう何年か前になるが、献血のキャンペーンに、オッパイの大きい女性の二次元キャラクターをクリアファイルに印刷して配布するという行為が批判されたことがあった。
何の気なしに、これ無くたって、献血する人はするし、これが欲しい人より、善意の献血者の方が多いと思うとSNSのコメントに書いたら、お前みたいな献血もしない人間が分かったふりしてコメントするな、バカ!!という投稿が寄せられた😁。やれやれだ。
この映画の冒頭の場面は、こんな連中を皮肉っているのだろうなと笑ってしまった。