のすけ

バーナデット ママは行方不明ののすけのレビュー・感想・評価

3.7
リチャード・リンクレイター監督、ケイト・ブランシェット主演。

冒頭テロップ‥
「脳の"割引機能"って知ってる?例えばプレゼントがダイヤのネックレスで大喜び。めちゃウキウキするけど、翌日はウキウキが少し減る。1年後には"ああ 前の これね"この割引機能は人間の生存戦略で、新しい体験に備えての危険信号だ。でも猛獣に襲われるでなし、リセットでいいはず。喜びでなく、危険を知らせる初期設定なんて。設計上のミスに思える。私のママも同じだ。危険信号に集中するあまり、人生の喜びを見失ってしまった。パパも ママのダイヤの面を見なくなってしまった」

こういうの好きなんだよなー。
どちらかと言うとシリアス目な話しなんだけど、仕上がりは別物。リチャード・リンクレイター監督らしさが滲み出た作品でした。
思ったよりもさっぱりしたシンプルな中身だったが、それはそれで良かったし最後はジーンと‥
親子3人のキャストがはまっていたのがよかった。

そして、シンディ・ローパーの『タイム・アフター・タイム』に虚をつかれ、沁みた。やっぱいいなー。