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バーナデット ママは行方不明のaimoのレビュー・感想・評価

4.5
タイトルと映画紹介を見て、イージーな映画だと思ったら、そうではなかった。

かつて天才建築家であり、現在は心理的問題を抱え、人間関係の苦手な主婦バーナデットをケイト・ブランシェットが好演している。
夫と娘役の演技もすばらしい。

ケイト・ブランシェットはTARでも心に問題を抱える天才指揮者の役を好演していたが、今回もはまり役である(他の人のレビューを読むと本作はTARよりも先に撮られていたらしいが)。

オフィシャルホームページでは本作を「希望に満ちたヒューマン・コメディの新たなる傑作」と紹介してるが、私自身はこの映画を「コメディ」だとは感じなかった。

程度の差はあれ、共感力の低い人間はどこにでもいる。私の身近にもいる。特に専門的な職業で成功している人には多いような気がする。
本人も苦しいし(コンプライアンスを守るのが難しいという現実的な問題もある)、それ以上に周囲が振り回され苦しむことが多い。

ともあれ、良作です。
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