Azmin

バーナデット ママは行方不明のAzminのレビュー・感想・評価

3.8
見ていてすぐにこのママの悩み、なんでここまで周囲の人と上手くいかないのかも分かって来るんだけど、そこはさすが主役のケイト様。
迫力たっぷり、時にはコミカルに、上手いことストーリーを奥深くしております。

はっきり言って、他の人がバーナデット役ならここまで面白くなかったかも。
ケイトの存在感なしに、この作品の
味わいは出なかったと思う。
結婚後家庭に入り、不器用に主婦兼母親業を頑張る元天才建築家。
めちゃくちゃ似合ってましたわ~。

脇を固める役者も良かったね。
夫役ビリー・クラダップ。
年齢を重ねても、若々しくて可愛いお顔大好きです。
娘ちゃんもそれはそれはいい子。この子だからママは救われた。
そして、お隣のママさん。
初めは鼻につく奴なんだけど、どこか憎めないと思ってましたよ。

後半の南極旅行のシーン。
ロケで本物の氷、海を使っているだけに迫力満点。そして美しかった。
ちょっと出来過ぎだけど、ラストのバーナデットに約束された第2の人生は最高ですやん!

Amazonがらみのスパイ容疑の話は、まじめにやるからおかしかった。
あと、愛犬の名前がなんとアイスクリーム。
こちらも有りそうでないネーミングだっただけに耳に残りました。

エンドロールで聴けるシンディー・ローパーの懐かしい「Time after Time」が雰囲気にピッタリでほっこりハッピーに。
全体に見事なまとめ方、観て良かったと思わせてくれた作品。
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