めたわに

ザ・オペラティブのめたわにのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・オペラティブ(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

モサドの女性工作員レイチェル(ダイアン・クルーガー)の、イランのテヘランでの諜報活動を映画化。

スパイ・諜報活動というと、トム・クルーズのミッションインポッシブルをイメージしてしまうが、そんな派手なものは一切ない。大前提として現地で普通に暮らすことがミッションになる。緊張感を持ったまま敵国で普通に暮らす…これがリアルなスパイ、まるで江戸時代の御庭番。そんな非日常の中の日常でも、サーバーにアクセスしたり顔見知りの警備員を殺したり、爆弾で子供が死んだり、任務に忠実なあまりにレイチェルはいつしかテヘランの人になっていき、妊娠‼️
こんなのモサドが黙っているわけない。レイチェルのハンドラー役もまた彼女に感情移入しているからややこしくなる、そんな映画です。

スパイ活動→敵地で日常を過ごす難しさ緊張感を感じられる、イスラム教徒の結構乱れた日常(酒を飲む、ブルカを脱ぐ、ラマダンで飲み食いする、薬をやる等)を知ることが出来ます。そもそもこの映画もスパイ活動の一環で間違った情報かもしれませんが…


ただ美しいだけじゃないダイアン・クルーガー。「彼女は二度決断する」同様厳しい状況下で苦悩する女性を見事に演じてます。
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