ヨーテボリ映画祭の過去作セレクションで。
イギリスのブリッジェンドで2007年~2012年に実際に起きた10代の若者たちの謎の自殺連鎖を元にした映画。
ハンナ・マリー、ジョシュ・オコナー共演。
警察官の父とともにブリッジェンドに越してきたサラ、コミュニティに溶け込もうとしているところちょっと危険な臭いのするジェイミーに惹かれていく。
それだけなら恋愛ドラマでよかったが、ジェイミーがつるんでる仲間は異様な儀式や独自文化をつくりあげているから不穏…。
実話がベースである以上彼らが何をしようとしているのかはわかってしまうのだけど。見た目はただガラが悪いだけという感じの普通の青年たちだが、やってることはまるでカルト集団のよう。
この映画では父はその異様な事件を知り娘をなんとかしてコミュニティから遠ざけようとあれこれするが、娘はそれを束縛・過保護と感じてしまったりと、見ていてもどかしくて仕方ない。
警察官なんだからもう少しガツンと決定打なかったのか…という気持ちはずっと消えなかった。実際はどうだったんだろうか。
青年たちがそうなってしまった理由や謎を解明する映画ではなく、死に向かう若者たちの姿を淡々と描いていてキツイ。
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