健一

ホモ・サピエンスの涙の健一のレビュー・感想・評価

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)
4.0
なんやねん😡! (笑😀笑😅)

作品がつまらなくて 怒ってるんじゃないですよ!
もう、ツッコんでもらいたがっているんです。この映画が!

今年「スパイの妻」で黒沢監督がヴェネチア映画祭で監督賞を受賞したが 本作は去年の受賞作。
この作品の監督ロイ・アンダーソンが監督賞を受賞しました。
ずっと今まで気になっていた監督さん。恥ずかしながら過去作は観てません。

嫌いな人は嫌いだろうなぁ。こーゆー作品。
超個性的!
度を越したアキ・カウリスマキみたいな感じかな?
私は こーゆー作品と出逢うとなんかニヤニヤしてしまうんですよね。
私を含め ほんの数人だけがクスクスと笑ってました。

スウェーデン🇸🇪の作品なので登場人物たちはスウェーデンの人々という事でいいのかな?
老若男女 老いも若きも みんな静かに悩んでる。ホント静かに。
多々あるエピソードを全てワンシーン ワンカットで見せるなんとも奇妙な映像体験。
鑑賞前に調べたら上映時間は76分! 短過ぎない? と思いながら鑑賞したが、なんか丁度いい尺だった。

2年前 本作を観た同じ映画館で「クレアのカメラ」という作品を観た。
この作品は69分と本作よりもっと短い。
上映終了後 あるおじさんが 従業員に対して 怒鳴り散らしていた。
「こんな短い映画に1800円も取るな!」と。
なるほど、一理あるな と思った。
3時間の超大作もこの作品のような76分の映画でも同じ1800円ってどうなんだろう?
あくまで個人的な意見ですが、本作も1000円位だったら映画館で観てもいいかな と思う。
1800円となると ちょっと考えてしまうかも?

本作の監督の過去作が好きな方。
アキ・カウリスマキ監督作のような北欧の雰囲気漂う静か〜な作品が好きな方は是非とも劇場へ。
でも鑑賞後、もしお気に召さなかったとしても くれぐれも従業員に対してキレないように。



2020年11月20日 公開初日
ヒューマントラストシネマ有楽町screen 1
💺162 席
客入り 50人前後。

公開初日の為 配給会社の方 映画関係者の方々が多数視察に来てました。ちょっと人数多過ぎる。
ソーシャルディスタンスですよ!
公開初日初回で半分もお客が入ってない。
ちょっと ヤバイかも。
健一

健一