このレビューはネタバレを含みます
グロテスクなアクション物?で深い作り込み感は無いものの、誰が主人公か解らない展開、そして各種差別はじめ様々なスパイスが適度に利いた感じで、トランプ元大統領云々が有ろうが無かろうが、各種ツッコミ所が気にならないぶっ飛び具合で細かい所は気にせず楽しめました。
観たことある様なない様なベティ・ギルピンの謎に満ちた最強苦虫女子、スノーボールことクリスタル役のはまり具合が素敵です。
シアーシャ・ローナンのアナが大人に成ったらこんな感じだったりするだろうか?等と考えながら観ていました。
以下諸々、、、
・冒頭に水辺に居たのはクリスタルだったのは後になって気付きました。
ピンを木の葉に乗せて方位や北半球か南半球か等を調べていたのでしょうか。渋い演出です。
・ベートーベンやらジョージオーウェル 動物農場やら知識+洞察力の広さ深さからのクリスタル何者感もまた素敵です。
・そんなクリスタルならば、最初から捕まらない様な気もしますが、ストーリーが成立しなくなるのでそこは仕方ない所でしょうか。
・アシーナの"No more glass!"とそれに応じてドアを開けるクリスタルが面白いです。
・アシーナに手加減していた(様に見える)所をみると、クリスタルは逆ハントを楽しんでいたのだと受け止めました。アシーナトレーニング8ヶ月 vs クリスタル問答無用百戦錬磨の殺人マシン?ですし。
・そんなクリスタルですが、難民母子を庇う一面も入れ込んであるのもまた良いですね。
・勝利の美酒、より一層シビレるラストシーンとなっていた様に思います。
・クリスタルは亀と言うより兎だった?
・ヒラリー・スワンクがクリスタル役じゃないのも自分には良い感じでした。