公開時劇場で。
この年に観た「ジュディ」でジェシー・バックリーが気になり、本作の1週前に公開された「ドクター・ドリトル」にも出てて俄然気になり、本作ですっかりジェシー・バックリーのファンになっちゃった1本。
カントリー歌手を夢見る刑務所帰りのシングルマザー、出所してまず向かう先が男の部屋。その後に子どもが待つ自宅に帰るのに表情が冴えないというローズ=リンのキャラクターを一発で紹介できる冒頭。
夢か子どもか。
子どもをほったらかしてなんて母親だ、と思わずにいられない序盤からローズの見つけた答えまで、とても好きな作品だった。
孫のために厳しいローズの母、でも本当は娘の夢を追いかける気持ちもわかっている。身をもって知っている。母の出した答えにグッとくる。
男が出てこないこの作品で、これまで苦労してきたであろう母と娘の物語もよかった。
