抹茶マラカス

ザ・バスタードの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

ザ・バスタード(2013年製作の映画)
3.4
電波は資源でありインフラだ。
捨て子=バスタードと呼ばれた主人公は、業者からここに電波基地を作りたいと言われたことで村の中心を奪うことに成功する。だが、当然それを許すそれまでの村長たちではなく…という感じに進んでいく。
虫を操る女性とかなんか出てくるし、突如迷子になってしまう感は否めないが、それまで電話を占有していた連中が電波によって衰退していく様子や、しかし電波を握ったやつが権力性を帯びるという「公共」の概念の欠如がかなり鮮明に描かれる。