世界の車窓からを見るようにぼんやり眺めてみても十分楽しめる景観の美しさと旅の空気感を十分に堪能した。
恐らくヴェンダース自身が旅を通して得たもの、人との出会いで得た様々なものが投影されていて彼の作品…
このレビューはネタバレを含みます
心地よい間、音楽、風。寂れた町の哀愁、廃れていく小さな映画館、技師の孤独な生活、家族との問題を抱えた男。全てが重なり、そして遂に終わりを迎える。物悲しくも、爽快。
ロビーミューラーの映像。何故あそこ…
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砂埃を立てながら走ってきた車が躊躇なく猛スピードで川にドボーン!そこから男の二人旅が始まる。
地方の映画館にある映写機を修理してまわっている映写技師のブルーノは、沈みゆく車から這い出て来たローベル…
ロードムービー職人・ヴェンダースの傑作!
映画巡業の映写技師と、妻と別れた傷心男が繰り広げるドイツ横断のゆるり旅。
「都会のアリス」にしかり、「パリ、テキサス」にしかり、そして本作にしかり、"喪失…
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ヴェンダースの初期ロードムービー3部作の3作目。大型ワゴンで映画館を転々とする映写機のメンテナンス技師のブルーノと、彼の傍らをワーゲンで駆け抜け、そのまま川へと突っ込んでいったカミカゼ(ローベルト)…
>>続きを読む長いけど飽きませんでした
モノクロな映像がすごくいい
「パリ、テキサス」もいいけどこれも素敵
邦画の「eureka」、さすらいの影響受けすぎだと思うけど、それくらい影響を与えるということはわかります…
長くて眠いがヴェンダースでこれを忘れちゃいけないな。人に勧める作品じゃないが、なんせロードムービー愛が半端ない。音楽もラストもセンス爆発だな。
脚本なしだから成せるリアリティかな?ぼかし有りとはいえ…