ノノ

さすらいのノノのレビュー・感想・評価

さすらい(1975年製作の映画)
4.3
とてつもなく好きな映画なのにめちゃくちゃ睡眠導入してくる。ブルーノとロベルトの変な出会い方も意外にあっさりした別れ方も好き。別れた後のブルーノの変な叫び声は、それまでのちょっと張り詰めた感じが一気にほどけて良かった。ただ思いついたままに言葉を呟いて会話をしている様子はリアリティがある。2人の旅や廃れていく映画館を見ながら「変化は必然」と書かれたメモに納得するけど少し寂しい気持ちになる。
初めとラストの映画館主の言葉、さらっと物語にメッセージを込めたヴェンダースの映画愛が伝わる。ENDがライトなのかわいい…
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