ねこ無双

クィーン・コングのねこ無双のレビュー・感想・評価

クィーン・コング(1976年製作の映画)
3.0
アルバトロス印のカルト映画。
コングものの中ではかなりの珍品かも。
吹替版が良いらしいとの事で珍しく吹替版で鑑賞。
オススメしてくださったフォロワーさまは私よりも点数低かったんで、きっとこのレビューも失礼にはあたらないと思う!
クィーンコングがロンドンでビッグベンによじ登り大暴れ!
全ては愛する男性(人間)レイのため!

男がにかっと笑うたびに吹き替えで、
ぴかーん
かきーん
ききーん
きらーん
こきーん
なんて言うところが可笑しくて!
ここ字幕だとどうなってるのか、ほんと気になってそこだけ字幕でリピートしてみたけど、何のセリフも入ってなかった(笑)。歯がきらーんと光るだけ。
あとはひっきりなしのダジャレオンパレード。
吹替してる広川太一郎さんのばりばりアドリブver 。前半は吹替アドリブの勝利!

ストーリーはキングコングのまんまレディース版。全編コメディタッチです。
コングの住む島で恐竜から恋人(?)を守ってあげる場面ももちろんありました。

いろんな映画のオマージュも盛り込めるだけ盛り込んでて…
緑のゲロを吐いて首が360度回転などエクソシスト要素。
海から襲ってくる女鮫!レディジョーズって書いてたかな…。

クィーンコングは全長20メートルのゴリラ。
毛の生え方は、着ぐるみにまるで苔が生えてるみたい。
そして、なぜか胸のふたつの山だけ毛が生えてない。ゴリラは詳しくないんだけど胸だけ生えないものなの?授乳のためなのかな…。
なんか色目づかいの艶っぽいコングです。

ウーマンリブ運動?のような展開もあって。
声高に女性解放を主張してるのはちょっと前時代的な雰囲気もあるけど…コング映画といえば、女性が添え物感いつもあるので、こんな男性が添え物感の映画も変わってていいのかもしれませんね。

最後は楽しいミュージカルで締め。
これがまあまあの艶笑歌。
私は勝手に「竹林の真ん中で」ってタイトル付けた。
評価は吹替版に0.5ポイント加点で。