イリヤ、カッコいいおじさんだなと見ていたら、ふと、アンダーグラウンドの人だ!と思い出した。
今でもあんな事が起こっているのかは分からないが、彼ら自身では避けられない事故によってトラウマを抱えながら長年仕事を続けるのは大変だろうな。
そんなトラウマを抱え、亡くなった愛する妻を思いながら定年間近のイリヤが、ある出会いから養子に迎えたシーマを気にかけながらも、彼を想って突き放し、でも大切に思う所や、隣に住む同僚とその妻との家族のような関係もよかった。
シリアスなシーンかなと思いきや、え、ここは笑うところ?と考えてしまうような不思議でブラックユーモアを感じる作品。
面白かった。
かつては対立のあったセルビアとクロアチアの合作映画というのもいいな。