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プライベート・ライアンのkazu1961のレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
4.2
▪️JP Title :「プライベート・ライアン」
Original :「Saving Private Ryan」
▪️First Release Year : 1998
▪️JP Release Date : 1998/09/26
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards :
第71回アカデミー賞 編集賞 音響賞 撮影賞 音響編集賞 監督賞
第56回ゴールデングローブ賞 作品賞 監督賞
▪️Appreciation Record : 2020-672 再鑑賞
🕰Running Time : 170分
▪️Director : スティーヴン・スピルバーグ
▪️Writer : ロバート・ロダット、フランク・ダラボン
▪️MusicD : ジョン・ウィリアムズ
▪️Cast : トム・ハンクス、エドワード・バーンズ、マット・デイモン
▪️My Review
これ以降の戦争作品の戦争の描き方に大きな影響を与えた作品ですよね。スピルバーグが激しく容赦のない戦闘シーンに挑戦しました。冒頭から約20分間にもおよぶオマハ・ビーチにおけるノルマンディー上陸戦闘シーンは目を覆いたくなるシーンがいくつもあります。そして後半の拠点守備隊の戦闘も同様です。CGに頼ることなく、40年代の記録映像のように手持ちカメラを徹底させることで、戦争という実体を明確にしようとしています。いくつもの戦闘シーン。ドキュメンタリーのように徹底したリアルさとヒューマニズムで描くことによって戦場の厳しさと命の尊厳を抉り出した作品です。
命の尊さとその使い方。。。救出隊がほぼ全滅してライアンが救われるということをどう捉えていくか。。。救出隊長ミラー大尉が最期にライアン2等兵に掛ける言葉「ライアン、無駄にするな!しっかり生きろ!」に全てが現れていると思います。本作は盲目的な愛国心に警鐘を鳴らすに十分な、戦争に潜む暗黒を描き出しています。スピルバーグならではの描き方ですよね。

物語は。。。
1944年6月。ノルマンディ上陸作戦は成功に終わったものの、激戦に次ぐ激戦は多くの死傷者を出していました。そんな中、オマハビーチでの攻防を生き延びたミラー大尉に、落下傘兵ライアン二等兵を戦場から救出せよという命令が下されました。彼には3人の兄がいましたが、全員が死亡。兄弟全てを戦死させる訳に行かないと考えた軍上層部の決定でした。ミラーは中隊から7人の兵士を選び出し、生死も定かでないライアン二等兵を探すために戦場へと出発しますが。。。

▪️Overview
第2次世界大戦を題材に、過酷な戦地での男たちの友情と生き様を描いたヒューマンな戦争映画。戦場の殺戮を徹底したリアルさで再現し、ドキュメンタリー映画の迫力さえ帯び話題となった。監督は「アミスタッド」「シンドラーのリスト」のスティーヴン・スピルバーグ。製作は「ツイスター」「ビバリー・ヒルビリーズ じゃじゃ馬億万長者」のイアン・ブライス、「ブロークン・アロー」のマーク・ゴードン、「12モンキーズ」のゲイリー・レヴィンソン、スピルバーグの共同。脚本は「グース」のロバート・ロダット。撮影は「シンドラーのリスト」でもスピルバーグと組んだヤヌス・カミンスキー。美術はフランシス・コッポラ監督の「ドラキュラ」でアカデミー賞にノミネートされたトム・サンダース。音楽のジョン・ウィリアムス、編集のマイケル・カーンは共にスピルバーグ作品のほとんどを手がける常連。出演は「フィラデルフィア」「フォレスト・ガンプ/一期一会」のトム・ハンクス、「レリック」のトム・サイズモア、「彼女は最高」のエドワード・バーンズ、「ゴッド・アーミー 悪の天使」のアダム・ゴールドバーグ、「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のマット・デイモンほか。98年度(第71回)アカデミー賞最優秀監督賞(スピルバーグ)を受賞。98年キネマ旬報ベスト・テン第2位。(引用:映画. com)
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