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エターナルズのTELのレビュー・感想・評価

エターナルズ(2021年製作の映画)
2.7
<なんとなく中途半端>

実は全く期待せずに観に行ってきたんですよ。キャラもぱっとしないしストーリーもよくわからない。でも、MARVELなのでとりあえず観ておくか、というノリで映画館へ行ってきました。

感想を一言。「そこそこ良かったけど余韻がまったく無い」。



※気をつけていますが、多少ネタバレ的な内容もあるかもしれません。



1.ストーリー
ストーリーは複雑。でも1つ1つしっかり説明があるし、過去から今に至る使命や行動などなど非常に分かりやすく描かれていました。ただ、分かりやすかっただけでそれが面白いかどうかは別。

人類を脅かす敵と歴史の裏側で戦う存在、というのはスゴイ面白いしワクワクする設定ですよね。また、自らの使命に対して疑問を感じ、さらにエターナルズ内で意見が分かれバラバラになり・・・とお決まりの展開かもしれませんが、私はわかりやすく楽しめました。

ただ、これまでのMARVEL作品とは異なり、どちらかと言うと薄暗い雰囲気だったり会話が中心だったりします。アクションシーンは激しくて勢いもあるけど「こんなもんか」というレベル。期待値が高すぎたのかもしれません。

徐々にわかってくるストーリーだが面白さは薄いしアクションもそこそこ。そして薄暗い雰囲気。爽快感を全く感じない映画でしたね。


2.キャラクター
多い。でも、1人1人しっかりと見せ場があるし結構個性的。さらに、ダイバーシティをかなり意識している設定でした。

エターナルズのメンバーは戦いに特化した能力やサポートに特化した能力などそれぞれ違った能力を持っているのが面白いですね。なのでチームとして敵を圧倒するアクションシーンは見応え抜群!

また人間味が色濃く出ていましたね。使命に従うことが最優先なのか、自らの感情を優先するのか?そして異なる考えのメンバーに対してどう動くのか?結構このあたりは観ていて面白かったです。やや中だるみはあったけど。


3.感想あれこれ
思ったのはスケールがでかすぎるなぁってこと。宇宙レベルの大きさまで広がっていますね。個人的には初期のアイアンマンやキャプテン・アメリカみたいに身近にいるヒーロー的なスケールが好きでした。

また、今後の展開は全く読めませんでした。相変わらずエンドクレジット後に次回への伏線ムービーがあるのですが、そこでは作品内だとあんまり出番がないけど重要なキャラが出てくるんですよ。しかも、今後のMARVEL作品で大きな何かをしでかしそうな雰囲気。これは期待ですね!

エターナルズ自体はそこそこの映画だったとは思います。でも、次への期待がすごく持てる内容でした。エターナルズというより、MARVEL作品のファンなら観に行って損はないと思いますよ!
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