淡々としてた。
フランツは声を荒げる事なく
ただ、ハイルヒトラーと
言わなかっただけ。
そして殺された。
ナチス政権下のドイツを扱う
いろんなものを見たとき、
何故反対しなかったのかと
簡単に思っていたけど
この映画を見たら、
とても無理だと絶望した。
何度となく諭される、
意味がない、無駄死にだ。
周りに迷惑をかける。どこにも届かない。
本当にみんな揃いも揃って
同じ事しか言わない。
口先だけで良いんだ。命を粗末にするな。
もうなんだか意味が分からない。
静かなフランツに対して
周りは馬鹿みたいに怒ってる。
その怒りはどこから来るのか?
後ろめたさか?
後に殉教者として認められたそうだけど
なんだかな。手柄の横取りじゃないのか?
彼は神の教えに背いたんじゃなかったの?
みんなで責めたじゃん。
彼は彼の心の声に
忠実に生きたんだと思う。