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見えない目撃者のkazu1961のレビュー・感想・評価

見えない目撃者(2019年製作の映画)
4.0
▪️Title :「見えない目撃者」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2019/09/20
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards : 第43回日本アカデミー賞
新人俳優賞
▪️Appreciation Record :2020-057
▪️My Review
これはハラハラドキドキ!!めちゃくちゃ面白いですね。サスペンス物としては秀逸です。
2014年日本公開の韓国映画『ブラインド』を日本でリメイクした本作、その題材の面白さやスリリングな展開そしてクオリティの高さが素晴らしい作品です。中国でも韓国版のリメイクが2016年に日本公開されています。
見えないことのハンディキャップとアドバンテージが怖さとスリリングさを生み出している本作。脚本・藤井清美と監督・森淳一が原作の魅力を生かしながら、日本ならではの文化性と時代性を加えて脚色しています。森淳一監督が、社会的に“見えない”人々の闇や孤独にも触れ、残酷描写もトライしています。今回の日本版と他の2作で一番異なるのは、やはり犯人の顔や正体が終盤まで明らかにされない点だと思います。これがとても怖さを増幅し、そして推理ものの要素も加えています。
物語は、目の見えない元警察官が視覚以外の感覚を手掛かりに、女子高生連続殺人事件を追うというもの。本作は、聴覚のほか触覚や嗅覚も駆使した五感に訴えるそんなサスペンス、いろんなアイディアご凝縮されていますよね。
犯人がいるのに、なんでそこに行くんや!!とツッコミたくなりますが、結局はそのスリリングな展開に引きずり込まれました(笑)
主演を務めるのは吉岡里帆。主演2作目でスリラー映画初挑戦となる彼女が、渾身の役づくりと演技で難役に挑んでいます。その演技がとても熱い!!
とてもとても面白いサスペンス作品です!!
猟奇殺人なので苦手な方はご注意ください。

▪️Overview
2011年の韓国映画「ブラインド」を日本でリメイクし、吉岡里帆が視力を失った元警察官役を演じるサスペンススリラー。監督は「重力ピエロ」「リトル・フォレスト」の森淳一。出演は吉岡里帆、高杉真宙、大倉孝二、浅香航大、酒向 芳、松大航也、國村 隼、渡辺大知、栁俊太郎 、松田美由紀、田口トモロヲ。
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