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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のkazu1961のレビュー・感想・評価

3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-182
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋アンダーソン作品10作目、やっぱりアンダーソンの作品はアンダーソンらしい作品(笑)。ストーリーもあるようで無いようでふわりとした非現実的な展開、そしてシンメトリーの構図は健在、今回はフレンチがテーマなのでフレンチらしいポップな配色、より世界観を際立たせています。

🖋本作は、20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部が舞台。編集長アーサー・ハウイッツァー・Jr.(ビル・マーレイ)が仕事中に心臓まひで急死し廃刊に。その編集長の最後の発刊に掲載される4つの取材からなる短編集といった構成で描かれています。

🖋そして最大の見どころはその贅沢な俳優陣、アンダーソン作品の常連から新たに加わった俳優も含め、またまたオールスターです。4つのパートそれぞれの俳優陣に注目。 第2話のデルトロとエイドリアン・ブロディのやり取り、そしてなんとレア・セドゥのヌードにびっくり。 第3話のフランシス・マクドーマンドとティモシー・シャラメ、第4話のデフォーの贅沢な使い方。。。そんな俳優陣に釘付けです。

🖋少し異質な第4話は警部の子供の誘拐事件でのカーチェイスをアニメーションによって見せる形はいかにもアンダーソン。

🖋アンダーソン作品もここまで来るともう芸術の域ですね!!

😊Story:(参考: CINE QUINTO )
20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部。名物編集長が集めた一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍し、国際問題からアート、ファッションから美食に至るまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気を獲得している。ところが、編集長が急死、彼の遺言によって廃刊が決まる。果たして何が飛び出すか分からない、思いがけないほどおかしく、泣ける、追悼号にして最終号の全貌とは──?

🔸Database🔸
・邦題 :『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
・原題 :『The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 2021
・日本公開 : 2022/01/28
・上映時間 : 108分
・受賞 : ※※※
・監督 : ウェス・アンダーソン
・脚本 : ウェス・アンダーソン
・原作 : ※※※
・撮影 : ロバート・イェーマン
・音楽 : アレクサンドル・デスプラ
・出演 : ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、ティモシー・シャラメ、レア・セドゥ、オーウェン・ウィルソン、マチュー・アマルリック、ビル・マーレイ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「グランド・ブダペスト・ホテル」「犬ヶ島」のウェス・アンダーソン監督が、フランスの架空の街にある米国新聞社の支局で働く個性豊かな編集者たちの活躍を描いた長編第10作。国際問題からアート、ファッション、グルメに至るまで深く切り込んだ記事で人気を集めるフレンチ・ディスパッチ誌。編集長アーサー・ハウイッツァー・Jr.のもとには、向こう見ずな自転車レポーターのサゼラック、批評家で編年史家のベレンセン、孤高のエッセイストのクレメンツら、ひと癖もふた癖もある才能豊かなジャーナリストたちがそろう。ところがある日、編集長が仕事中に急死し、遺言によって廃刊が決定してしまう。キャストにはオーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンドらウェス・アンダーソン作品の常連組に加え、ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトらが初参加。
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