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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版の10000lyfhのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

禁酒法時代に犯罪で財をなしたギャング 2人の、少年時代(1910年代)、全盛期(1930年代)、晩年(1968年)を通じての友情と憎しみ。レオーネ名物、幕開け説明無しいきなりクライマックスは、全盛期の最後の部分にあたり、映画はこの後、晩年と過去を行き来しながら、ことの顛末を語ってゆく。このように 2本の時系列が交錯するものの、観客目線では、映画の時間軸に沿った 1本の線で感情が積み上げられてゆき、ラスト、死んだはずの旧友との対峙へ。ただ、描かれていない 30年以上の間には、それぞれの人生にいろんなことがあるはずなのに、「これ以外は全部ディテール」な時間経過の扱い方は、響いてこない。また、レオーネの過去の名作でも露骨にはなかった性的描写やレイプシーンにより、同趣のコッポラやスコセッシの作品に比べ、格調を下げている(デニーロに汚いことさせんな!)。モリコーネは、後期ロマン派オケ風テーマ曲自体は良いが、緊迫シーンでもセンティメンタルに響きメジャーコードで明るく終結するの失笑
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