ミラーズ

七発目の銃弾のミラーズのレビュー・感想・評価

七発目の銃弾(1973年製作の映画)
5.0
「リー・ヴァン・クリーフな風貌の切れ者軍人が、荒野の大活劇」

シネマヴェーラ渋谷の『ソヴィエト映画の世界』にて

ソビエト・ウエスタンとの触れ込みなので、興味が出て鑑賞。

リー・ヴァン・クリーフの様な風貌の切れ者赤軍隊長が、賊に捉えられた部下達を救出に行く冒険アクション。

隊長を兄の仇と狙う男を味方につけたり、現地の美少女に慕われながら!不穏な雰囲気の村でのサスペンス描写や一転、馬車で荒野を疾走する見せ場を盛り込みながら、危機を乗り越えて賊を倒す大活劇。

後半の村での銃撃アクションは、乱戦に次ぐ激戦で「荒野の七人」や上出来のマカロニウエスタン調で進みカット編集も見事で迫力あり。

ネタバレあり

隊長が帽子に銃弾を隠すところなど「駅馬車」からの影響もあるが、全体的にマカロニ調で、ラストは、彼を慕う少女が最後に回教徒の兵隊に惨殺される衝撃的な展開。


中央アジアの荒野の景色も見どころで、ウエスタン好きにおススメ。