スープ大臣

浅田家!のスープ大臣のレビュー・感想・評価

浅田家!(2020年製作の映画)
2.8
家族の人生を二宮和也さん扮する次男が写真を撮ることで切り取っていくホームコメディ風ヒューマンドラマでありスマホでのデータ写真が主流の今となっては実際の写真というのはもしかしたらナノックスよろしく「はい、古い〜」ものなのかもしれないが失われてはいけない文化だと思うし、やはり味気があっていい。物語としては全体で家族の生涯を描くのかと思っていたが、開始一時間弱で地震のドキュメンタリー映画のひとつまみのように雰囲気が変わり、場面場面のぶつ切りで綺麗にまとまっていたのがそこだけ浮いてしまっているようだった。あと、知らない家族がふざけてる集合写真の写真集って、売れるわけないからリアリティないよなぁ、と思ったが、いや待てよ、もしかしたらその考えはやはり古くて売れるのかもしれない。あと、二宮くんが写真家として様々なところへお客様の要望で行ってそこで写真を撮るのだがその交通費とかどうなってるんだろ?って考えちゃう人には合わない映画もしれない。