サーフ

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッションのサーフのレビュー・感想・評価

3.9
アニメの劇場版、Netflixでの実写版と立て続けに「シティーハンター」作品を見て来たのでついでにフランス版シティーハンターも鑑賞。

凄腕のスイーパー、冴羽獠は相棒の香と共に危険な任務を請け負う事に。
その任務とは嗅いだ者は皆、香りの主の虜になってしまう「キューピッドの香水」を狙う物から守り切る事。
だがその香水を何者かに奪われてしまう。何とか香水の入ったカバンを取り戻した獠たちだったが途中何処かでカバンが入れ替わってしまい、香水は行方知れず。果たして獠たちは香水を見つけ出し取り戻すことができるのか…と言うのが大まかなストーリー。

Netflixでの実写版もそうだったけどこのフランス版シティーハンターも、「原作に対する深い愛」が作品の中から滲み出てくる内容。キャラクターのビジュアルの完成度の高さといい、ラストの最早様式美の「止めて引く」からのGet Wildといい、愛情がぎゅうぎゅうに詰まってる。

「真夜中のパリでヒャッハー!」や「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」のフィリップ・ラショーがメガホンを取った作品という事でコメデイ要素が原作よりもかなり強め。
アニメ劇場版と比べると下品強めで尚且つスタイリッシュな笑わせ方。生配信の下りなんかは本当に下らないし、元々の「嗅いだ者はみな香りの主の虜になる」という前提がそもそもコメディを誘発しそうな設定。

そんなコメディ強めの作品だけど「決める時は決める」という冴羽獠のカッコよさもしっかり感じられる展開。終盤の香との協力プレイで敵を倒していくシーンは純粋にカッコいい。劇中流れるのがJetの「Are You Gonna Be My Girl」というのがカッコよさ二割増しにしてる。
ガン捌きも鈴木亮平程でもないにしてもスマートで様になってる。
サーフ

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