自分の小さい頃を思い出した。今も変わらないかもしれないけど怒りっぽかったなと
散々たらい回しにされ、落ち着けそうな場所を見つけたとしても大人の都合で出て行かされる。とうとう最後はドイツから出て行ってケニアに行けと言われる。
度を越して怒りっぽいのはトラウマを与えた人の責任でもあるし、居場所を求めたが与えることができなかった大人たちの責任でもある。そして何よりも、怒りのきっかけを想定せずに「怒りっぽさ」に怒りの原因を求めた大人たちはかなり問題だと思う。最初は明らかに本人に悪い点があったが、物語が進むにつれて少しずつ成長しつつあり、ラストの逃避に関して言えば目をかけ続けることを放棄した大人が居なかったことに起因していた。
ラストシーンがテルマ&ルイーズっぽくて良い。
