Mai

DUNE/デューン 砂の惑星のMaiのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.1
公開初日一番早い時間にIMAXで鑑賞。ムビチケを買い、毎日公開日を楽しみにしていた。私にとって今回がIMAXデビューとなるのだが、デビューがこの作品で良かったと心から思う。映画の舞台となっている砂漠の表現がダイナミックで実に素晴らしいのだ。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督らしい力強く美しい風景の数々。2時間半の間、完璧に私は砂の惑星DUNEの世界に入り込んでいた。

朝・昼・夜と時間によって表情を変える壮大な砂漠の美しさ、美しい音楽に、キャスト陣の素晴らしい演技。どこをとっても最高だった。

愛する人たちが自分を守るため次々と犠牲になっていく。主人公のポールの苦しみは計り知れない。それでも気丈に母を守る姿を見て、なんて優しい人なんだろうとおもった。
 
主人公のティモシー・シャラメは開始直後からラストまで出演している全てのシーンが美しい。他の人がメインで映るシーンでも少し写り込んだだけでキラキラと輝いて目立っていたので驚いた。アイドル的な人気を誇る俳優だが(私も大好き!)演技力が並外れて優れているので安心して観ることができる。これからますます飛躍することだろう。

人は皆支え合い、守り守られ生きている。そんな当たり前のことが、この映画を観ている間中頭に浮かんでいた。

2部作ということで、今からがいいところ!という絶妙のタイミングで終わっている。続きを観るのが今から楽しみだ。
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