1960年代のアイスランド郊外、母親の元を離れて子ども預かり施設で過ごすことになった幼い姉弟の物語。
アイスランドの景色の美しさにオープニングから惹きつけられる。
子どもの目線に合わせたような低いアングルが多いのが特徴的。
寮長のイケズぶりがテンプレ過ぎてる気もするけど、この手の作品には欠かせないキャラではある。子どもたちにとっての唯一の救いの存在ドイツ人保育士アニタの優しさが胸を打った。
中盤からのファンタジックな描写は子どもの想像力や現実逃避願望として映画の世界観を壊すことはなかったと思うものの、ラスト20分からの展開は作品のバランスを崩してしまった感あり。わけのわからない都合の良さで、せっかくの感動すべきところが「なんじゃそりゃ」になってしまった。
3/4ぐらいまではとっても良かったのに。つくづく惜しいなあ〜〜