クリプトン星人

ゴーストバスターズ/アフターライフのクリプトン星人のレビュー・感想・評価

3.5
めっちゃくちゃおしい。
おもしろーーーい!けどムムム?
※追記あり、往年のファン視点なら最高の映画☆5

最初は「作りました感」があって「うーん」
子供らしさ皆無のあざとさに「これ、滑ってるよね?」

ずっとウォッチリストに埋まってたのはリブートされた作品は駄作だって本能が気付いてたからなのか?
そんなこと考えてなかったのに、本能ってすごい。(正しくは続編か)

…なんて思いながら見てたけど中盤からすこぶる面白い。

大人たちが不在のなか、子供たちだけでおこなうゴースト退治はロマンがあって最高だった。ジュブナイル!
ただ、フィービーはしっかり病んでたけど…。母がメンヘラだもん、しょうがない。
どっかで見たことあるティーチャーも味があって良い。
そうそう『アントマン』ですよ。ポール・ラッド。いい役者だなあ。

スーパーマーケット辺りからはコメディセンスが上がった様で「脚本変わった?」って。
某お菓子とのやり取りは『アントマン』を見てる錯覚に陥ったり、ズールの異世界感は『ジュマンジ』を見てるようで楽しい。
写真のシーンは思わずウルッときた。「無意味じゃない」よかったなあ。
これでフィービーにも愛が注がれるようになるなって。
二世代が救われるってなかなかない気がする。評価したい。ホント好き。

それから、合体のシーンで記憶が掘り起こされた。
シガニー・ウィーバー!そうだったシガニーだった。懐かしい。
ほんで、子供たちが「ゴーストバスターズ」になるところ、あちぃです!

…んがあ。ですがあ。※ここからネタバレかも?







旧キャラの登場。いや、これもあちぃ展開ではあったんだけど…。
ここからは、新規おいてけぼりのセリフばかり。てか、見てても忘れてる。こいつら何いってんだ?
それに、フィービーとおじいちゃんで撃つ陽子ビームの蛇足感。
序盤でメガネを綺羅びやかせながらビームを放つ姿にイゴンを想起させられて感慨に浸っていたのに。
マジマジと見せられて興ざめもいいところ。

結果、マジでいらなかった。子供たちだけで倒してほしかった。最後にエゴでた。
途中あざといファンサみたいなものもあったし、そういうのはチラっとみせるのが「粋」ってもんでしょう。
若者に花もたせたれ。

いやー、おしい。本当におしい…。
それにしても、ビル・マーレイよろよろだったなあ。見てて心配のほうが勝ったよ…。
リスナーのくだりは笑ったけど。

あと、エンドロールにちょくちょく映像挟むのやめてくれ、MARVELじゃないんだから。

ん?『アントマン』?

振れ幅ありすぎて評価しづらい感じになっちゃったけど、終わり悪ければ全て悪しとまではいかない。
総じて面白かった。焼きマシュマロはツボ。VHSは逆に新鮮だった。

そういえば、J・K・シモンズがいたような…。


追記

ハロルドってイゴン役の人だったのか、そうなってくると話は変わってくる。
ファンからしたらこれ以上ない作品な気がする。
新規に媚びないファン向けの映画と考えると目茶苦茶「粋」だ…。
自分を往年のファンと仮定、妄想するなら、未だ付けてない☆5の映画かもしれない。
これほど「愛」に溢れた映画はそうそうない。最高だ。素晴らしい。
テロップ最初に出せばよかったのに。役名を添えて。

ものすごくどうでもいいけど、ポスターなんでポール・ラッドがメインなんだ?

ん?『アントマン』?