おだ

ゴーストバスターズ/アフターライフのおだのレビュー・感想・評価

4.3
ゴーストバスターズ最高

“エクステンデッドエディション”よりも、本当の意味でハロルド・ライミスに捧げた作品だと思う。前作は長期間の制作中に亡くなったそうだから、今作で物語を通してはっきりと追悼してくれたのがとても嬉しかった。

シリーズが増えるたびに初期作品の伏線を軽快に回収していく様が、本当に気持ちが良い。拘置所で警官が”Who you gonna call?”とフィービーに尋ねるシーンに、「ゴーストバスターズが帰ってきたんだなぁ…」と胸中でブチ上がり泣いてた。ゴーストバスターズの3人(4人)が出てきたシーンの掛け合いなんかも、ファン泣かせすぎる。


今作に新しいと思ったのが、ひとつの作品としてのメッセージ性。CG技術の進歩によって映像としてのリアルさが増し、それに比例するようにひとつの社会性ともいえる破産親子という設定は、昨今の映画の潮流を感じさせる。

初作の焼き直しにならず、当初からのユーモラス性を失わずに、現代的に収斂した良いサイファイコメディだった。
大量のマシュマロマンが出てきたのも個人的に嬉しかったな。今日のCG技術の精巧さには驚かされるばかりだ。

今作を撮影してたのが2019年みたいだから、マッケナさん当時13歳だったのか…。この時からすごく美人だった。

エンドロール後の茶番にも、当初の軽快さを失っていなくて安心した。
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