彦次郎

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明の彦次郎のレビュー・感想・評価

4.0
秘境の大穴アビスの深層を目指すリコと記憶喪失ロボット・レグと深界四層仲間となった獣人ナナチが深界五層で「黎明卿」ボンドルドと対決するファンタジー。テレビアニメ版の続きになっているので本作だけだと意味不明な部分がありついてけず且つ鑑賞後にショックを受けかねない(耐性不足で)ため本作からの鑑賞は止めておくことを忠告致します。
ジャケットにも描かれている少女はボンドルドの娘プルシュカでこの少女との交流を軸に描かれているのですが、麦茶を飲もうとしたらウイスキーだったみたいな感じで展開がハードです。興を失うので詳述しませんが普通の作品ならかけるであろうブレーキがかからないのが本作の特徴といえます。
本作を語るうえで絶対に外せないのがボンドルドでしょう。仮面とパワードスーツで全身を覆い常に敬語を使うもののアビスの謎を解く研究のために常軌を逸した価値観を持つ白笛(探窟家の最上位で英雄に相当する)人物です。その正体について触れられないのが残念ですが個人的にはかなり斬新でした。テレビアニメ版からのナナチとの因縁を経ての総力戦は劇場版に相応しかったと思います。
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