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ロード・オブ・カオスのkazu1961のレビュー・感想・評価

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)
3.6
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-607
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋いやぁ、極端に特徴のある作品ですね。。。社会問題にまで発展した実在したブラック・メタルバンド「メイヘム」、彼らのサタニズムとそれによるショッキングな映像は個人的には嫌なモノを観た。。。という感じがこびりついてしまいました。

🖋色々ドギツ過ぎてR18+”指定になってしまったのも納得。特に中盤までのキツネや猫やウサギなどの死体描写や、デッド自殺の瞬間など目を逸らしてしまうシーン描写はキツい。。。

🖋事実であるとされているそのストーリー展開もかなりダーク。しかしながらその背景にある集団心理のメカニズムとその愚かさをシャープに描いているのは評価できます。

🖋ノルウェー・オスロに拠点を置き、初期ブラック・メタル・シーンの中核的な存在となったバンド「メイヘム」。サタニズムを標榜し世界のメタル・シーンを席捲しました。 活動は過激化し、放火、暴動、果ては複数の殺人事件まで引き起こし、社会問題に発展しました。本作はそこに虚実を織り交ぜながら、「メイヘム」の邪悪ながらも切なく痛々しい青春を鮮やかに描いた作品です。監督は同じくブラック・メタルバンド「バソリー」の元ドラマー、ジョナス・アカーランド。当時のメタル・シーン内部にいた監督ならではの演出と、関係者たちへの綿密な取材で当時の音楽と世界観を完璧に再現しています。主人公はあのマコーレー・カルキンの実弟、ロリー・カルキンが演じています。(参考:公式サイト)

😨Story:(参考:公式サイト)
1987 年、ノルウェー・オスロ。19 歳のギタリスト、ユーロニモスは、ヴォーカルのデッドたちとともに「真のブラック・メタル」を追求する全く新しいバンド「メイヘム」の活動に熱中していた。デッドは、ライヴ中に自身の身体を切り刻み、観客にその血をかけた上、豚の頭を投げるなどの行為を繰り返し、その過激さもあって「メイヘム」は熱狂的にブラック・メタル・シーンに受け入れられる。しかしある日、デッドはショットガンで頭をブチ抜き、自殺を果たした…。発見者のユーロニモスは、親友の脳漿が飛び散る遺体の写真を撮り、頭蓋骨の欠片を友人らに送付し、喧伝することでカリスマ化。レコードショップ「ヘルヴェテ(地獄)」を根城に、“誰が一番邪悪か”を競うインナーサークルを作り、王として君臨するようになる。しかし、メンバーのヴァーグが起こした教会放火を契機に、主導権争いは熾烈化。歯止めが効かなくなった果て、彼らですら想像しえなかった狂乱が待ち受けていた。

🔸Database🔸
・邦題 :『ロード・オブ・カオス』
・原題 :『Lords of Chaos』
・製作国 : イギリス・スウェーデン・ノルウェー
・初公開 : 2018
・日本公開 : 2021/03/26
・上映時間 : 104分
・受賞 : ※※※
・監督 : ヨナス・アカーランド
・脚本 : ヨナス・アカーランド、デニス・マグヌッソン
・原作 : マイケル・モイニハン、ディードリック・ソーデリンド「ロード・オブ・カオス ブラック・メタルの血塗られた歴史」
・撮影 : パール・M・エクベリ
・音楽 : シガー・ロス
・出演 : ロリー・カルキン、エモリー・コーエン、ジャック・キルマー、スカイ・フェレイラ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
ブラックメタル黎明期の中核的存在だったノルウェーのバンド「メイヘム」の狂乱の青春を鮮やかに描いた音楽映画。ノンフィクション「ブラック・メタルの血塗られた歴史」を原作に、ブラックメタル・バンド「バソリー」の元ドラマーで、「SPUN スパン」などで知られるヨナス・アカーランド監督がメガホンをとった。1987年、オスロ。19歳のギタリスト、ユーロニモスは悪魔崇拝主義を標榜するブラックメタルバンド「メイヘム」の活動に熱中していた。ボーカルのデッドはライブ中に自らの身体を切り刻むなど過激なパフォーマンスを繰り返し、彼らはメタルシーンで熱狂的な支持を集める。しかしある日、デッドがショットガンで頭を撃ち抜いて自殺してしまう。発見者のユーロニモスは脳漿が飛び散った遺体の写真を撮り、頭蓋骨の欠片を友人らに送付し、喧伝することでカリスマ化。「誰が一番邪悪か」を競い合うインナーサークルを作り、王として君臨するが、メンバーのヴァーグが起こした教会放火事件をきっかけに主導権争いが激化していく。ユーロニモス役に「スクリーム4 ネクスト・ジェネレーション」のローリー・カルキン。
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