タラコフスキー

京城のタラコフスキーのレビュー・感想・評価

京城(1940年製作の映画)
3.9
植民地時代のソウル(京城)の姿を朝から夜までの時系列で描いた記録映画。朝鮮総督府鐵道局の委嘱による大日本文化映画製作所製作。
韓国映像資料院のオンライン・データベースで視聴(https://www.kmdb.or.kr/db/kor/detail/movie/A/02231)。
撮影:厚田雄春、編集:浜村義康。
通勤通学でごった返す駅のホーム、校庭でバレーボールに興じる子どもたち、服飾工場で働く女性たち、競馬場など、労働、教育、娯楽の場面を連鎖させ、晴朗な都市のイメージを見事に構成している。時折映る子ども同士の遊びや、天ぷら屋で職人越しにキャメラを見つめる子どもなど、いくつかの子ども描写にハッとさせられる。
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