なかなか面白いダークヒーローなのだが、どうもストーリーや設定が甘くて活かしきれていない残念な作品。
まずミステリアスな感じや、不思議な力の説明付けに、かなり鬱陶しいキャラの巫女を出したこと。
そしてこの巫女の罪という所から明かされる秘密が、一番いらない。
双子ってあまりに安直だし、オープニングで全く触れていないし、双子である映像をわざと見せていない所が完全に後出しじゃんけん。
それにこの設定のせいでせっかくの主人公の魅力が半減。トンビルオに集中すればいいのにブレていて散漫になってしまった。
映像は所々ハッとするカッコよさを魅せてくれる。
まるで思いっきり見得を切ったマーベルのヒーローのようで、原作がコミックかと思えるほどだ。
悪役に華が無いのも残念。
最初から叔父さん怪しすぎだし、警備主任と揃って全く憎たらしさが足りない。って言うか、叔父さんいきなり戦いだして強すぎなのが違和感。
ヒロインのリポーターめがねっ娘も微妙にはずしてる。
めがねっ娘の本体は「めがね」なので(さかなクン理論)、あのめがねに合った女性はぽっちゃり系の爆乳娘だろ!
ってことで、上手く作ればマーベルに仲間入りできたかもしれない魅力的キャラだが、全体では焦点の合っていない不発作品となってしまった。
あ、エンドロールに挟まれたおまけ映像の意味が分からない。かなり調べたのだが、wikiによれば
「 page from the journal of Laksamana Sunan.」
ラクサマナ・スナンの日記のページ????
ラクサマナ・スナンって誰やねん!!
余談。
トンビルオ=ジム・キャリーからもらったマスクをつけたジェイソン