今敏の『パーフェクトブルー』を実写でやってみた!みたいな映画。
人間の顔の識別が苦手な方は、ラストシーンで一瞬、あれっ?どっち?って判らなくなるとおもいます。
不穏の表現が非常に巧みな監督なので、これから何かが起こるんじゃないかと期待させた分、ラストは物足りなく感じた観客が一定数いたからこそのレビューの伸びなさ加減だと推測しますが、それでもやっぱり私は監督の力量に全幅の信頼を禁じ得ません。
また、これも私の推測ですが、娘は喉を掻っ切って亡くなったか、あるいは声を失ってタイトル通りシークレットヴォイスになったとおもいます。