天津甘栗

天気の子の天津甘栗のネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

他に類を見ない絵の奥行きがすごいアニメーション。見ていて酔いそう。

年上の綺麗なお姉さん 、高校生カップル、叫ぶ心の声、射す光、音楽に合わせたコマの早切り替え、そしてRADWIMPS…新海作品テンプレパーツに飽きが来てしまいました。
そしてそのパーツ達で構成される厨二的青臭さが鼻にツンとくる。このこそばゆさ、岩井俊二に似た感覚。大林宣彦にも似てる。宮崎駿の後継というよりも。

あと前作キャラのドヤ感カメオ出演好きじゃないです。要らない。

日清、サントリー、ロッテ等、協賛の商品パッケージがいちいち正面に来るのも不自然で気になる…。ガッツリ宣伝しつつ、広告を水に沈め商業主義を否定するという訳のわからなさがあります。

雨ばかりが続く異常気象と、物も人も消費され続ける狂った世界を作ってしまった大人達へのアンチテーゼ。若者世代、子の世代を人柱とし、未来を犠牲にする大人達への戦線布告とも取れるラストには萌えた。
でも自問自答して自己完結するのは所詮オ●ニーでしかないんだよなぁ。
天津甘栗

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