SunO2

ゲシュタポ卍収容所のSunO2のレビュー・感想・評価

ゲシュタポ卍収容所(1977年製作の映画)
2.0
フラワーポップ調の"リーゼ!"のメロディが印象的なナチスプロイテーション映画。全編ナチスの自画自賛と人間の尊厳を踏みにじる暴虐行為を見せつけられる。全裸の兵隊たちが次々に女囚に襲いかかるシーンとか、人肉食を食べたあと失神した女性を裸にしコニャック漬けにして火を放つシーン、ロープで吊った裸の女性を石灰水につけ熱傷を負わせるシーン、ネズミの入った水槽の上に女性を逆さ吊りにするシーン、などチープかつ扇情的な描写が多数。口先ばかり達者な登場人物がさらに嫌悪感をあおる。囚人側の自己犠牲も踏みにじられ、主人公は自ら変態的な収容所長の愛人となり生き残りを図り、仲間を見殺しにする。徹底的に善は駆逐され、悪徳がはびこる。ムダにエロシーンが長く、時折メロドラマ調になるのが更に不快。
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