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名探偵コナン 紺青の拳のayukoのネタバレレビュー・内容・結末

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

シンガポールに旅行に行くため視聴。

マリーナベイサンズで起こった殺人事件の容疑者は怪盗キッド。汚名を晴らすためキッドはコナンと共にシンガポールへ入国するってお話。

まさかの初コナン!w 劇場版コナンは大人気ですが、一作も見た事無く、今後も見る事は無いと思っていたけど、シンガポールを舞台にした映画でも見ようかと思ったらこれしか見つからず、丁度配信に入ったのて見てみた。

シンガポールの観光地がたくさん出て来ますね! マリーナベイサンズが舞台だし、マーライオンやラッフルズホテル、ホーカーズや夜景、シンガポールスリング等、ガイドブックのようで楽しい!

しかし、これはやはり、前作まで見ないでいきなり見て楽しめるのかといえば、微妙ですね!

私のコナン知識は大昔に原作ちょこっと読んだかも程度。薬で子供になっちゃった中身は高校生だったっけ…?くらい。

船の中とか密室の山小屋で殺人事件が起こって、コナンが推理して「犯人はお前だ!」っていう話…? よく100巻も続くなあ、と思ってたけど、映画を見てなるほど納得。主要キャラがどんどん増えてるんだ!ということに気付いた。

この作品は多分、怪盗キッドがメイン、ですよね。カッコ良い泥棒で、女の子たちに大人気。コナンの宿敵と紹介されてたけど、強大な敵が現れたらコナンとキッドはタッグを組んじゃう、ルパン3世と銭形的なブロマンス風味という感じで女子人気が高いのは納得!

しかし、泥棒なのに何故、目立つシルクハット姿なんだろう、トランプの銃に殺傷能力はあるの?等見ていて気になりました。コナンにそっくりなのも謎。何らかの裏設定があるんだろうか。

そして、展開される無理筋気味な推理ストーリー。仲間のようにコナンたちを出迎えた彼が実は犯人、って展開は推理モノっぽかったけど、怪盗キッドは世界で知られているの?とか、殺人までするなら単に盗まないのは何で?等、数々気になる。

ラストはマリーナベイサンズの船が滑り落ちる大惨事。んなわけねー!という荒唐無稽っぷりは笑えた。

うん、多分これは探偵の鮮やかな推理やトリックに驚くとか、そういう話じゃなく、魅力的なキャラクターの活躍を愛でる、推し活映画なのだ。

だから、いきなり見てもイマイチ楽しさはわからない。各キャラクターの背景や設定を知れば、同じ映画を見てもきっと見え方は全然違うんじゃないかな、と思われた。

大人気らしい安室さんが見てみたかったなー。見ないといけない作品がたくさんあって当分見れなさそうで残念。

しかし、シンガポール旅行映画として。行くべきポイントをしっかり抑えてて楽しめたし、コナン人気の理由が少し理解できて、見て良かった!
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