本日は「筑波山ガマランド」へお越しいただきまして、 誠にありがとうございます。
知名度の点では千葉県の”夢の国"にほんのちょっと劣りますが、 当ランドはお客さまを摩訶不思議な世界へと誘 (いざな)う、それはそれはアレな、いえレアな遊園地でございますよ♪
それでは園内をご案内致します。
あちらに見えますのが、 100円入れたらギイコギイコと前後に揺れる"ひかり号"や”サトちゃん”たちがずらりと並ぶ「こども広場」でございます。
なお経年劣化により、当園のライドはコインを入れてもピクリとも稼働致しませんのでご注意くださいませ。
「四六のガマ棲息池」では、 数匹のアメンボが力なく泳ぐ姿をお楽しみいただけます。
ちなみに当園のアメンボはすべて、 飼育ではなく「天然もの」、つまり勝手に湧いて出た子らでございますよ。
来場者の皆様を楽しませていたはずの四六のガマは、いったい何処へ行ってしまったのありましょうか…
こちらの広場には、他にも素敵なサプライズが盛りだくさん。
天井までびっしりと落ち葉を詰めこんだ奇想天外なUFOキャッチャーや、いつの間にか首がもげてしまった”キリンさんハウス”もお見逃しなく。
アスレチックをお求めのお客さまには、 全長30メートルの「ジャンボすべり台」をご用意致しております。
すべり台の表面は著しくザラザラしており、 挑戦するお客さまの臀部を"使用不能"にすること間違いなしでございますよ。
そして筑波山ガマランドを代表するアトラクションが、 北関東最恐のホーンテッドハウス = 「ガマ洞窟」でございます。
順路の表示に従ってやたらに暗い洞窟の中を進んでいただきますと、 100%ハンドメイドの激安お化けや意味不明のガラク…失礼しました。 たいへんシュールなオブジェの数々が、 お客さまをお待ちしております。
ツッコミどころ満載の迷宮も半ばにさしかかりますと、 張り巡らされた金網の向こうに「巨大イノシシ」の剥製が見えて参ります。
ガマガエル推しの"ガマ"洞窟の呼びものが "イノシシ"とは、 これ如何に?
それはさておき、 このイノシシくん、 捕獲された当時は体重が 160キロもあったそうですが、いつの間にかずいぶんと尺が縮んだようでございますね…
「この子のどこが巨大やねん!」というごもっともなツッコミは胸の奥にそっとしまっていただきまして、”かつて茨城県民を恐怖のどん底に陥れた伝説のUMA”の勇姿をご想像くださいませ…
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”筑波山ガマランド”は、茨城県つくば市にて2021年3月まで営業していた実在のアミューズメント施設?です。
’90年代末に私が訪ねた時点で既にエントロピー増大がかなり進行しており、ここに記したとおりの”パラダイス”と化しておりました。
現在閉鎖中とはいえ、ガマランド再開を求める声も一部にはあるらしく、今後の情報に要注目ですね♪
((*≧∀≦) タノム、フッカツ シテクレ~