健一

機動戦士ガンダム 逆襲のシャアの健一のレビュー・感想・評価

3.7
「閃光のハサウェイ」に向けて予習。
劇場公開時鑑賞済。

「ガンダムⅢ」を'82年4月1日に劇場で鑑賞したので それになぞって本作も'88年4月1日に劇場で見た。
今回3度目の再鑑賞。

公開当時 毛筆帯で「GuNDAM」というロゴに衝撃を受けた。
『劇場三部作』を経て本作の登場には驚いたが、33年の時を経てそのまた更に続編ができるなんて。
2度も公開延期になってしまったが今回(5月21日公開)は大丈夫だろうか?

宇宙世紀0093。
ネオ・ジオン軍の総師となったシャアは地球軍との敵対に身を投じていた。
連邦政府と和平交渉を行いつつ 小惑星アクシズを地球🌏に激突させようと計画するシャア。
その計画を阻止しようとアムロ・レイ属する地球連邦軍が立ち向かう。

『ファースト』『劇場三部作』は見たが『Z』『ZZ』を見てないまま 当時(劇場)も今回も鑑賞したので 私にとって 話の内容はかなり難解。
多数登場するキャラクター達の名前を覚えるのも大変で 何度も一時停止しながら その都度 当時買ったパンフレットを見ながらの鑑賞。
それでもやっぱり ガンダム!
アムロとシャアの対決には手に汗握る!
画質も「ガンダムⅢ」と比べれば格段に向上しているのでモビルスーツの戦闘シーンは迫力満点。
ホントかどうか分からないが なんでもCGとアニメーションの合成は 本作がアニメ映画としては初の試みだったそうで。
CGアニメが当たり前となってしまった今になって観ても 違和感なくどの部分がCGだったのかすら分からなかった。
モビルスーツの戦いもさることながら本シリーズの一番の魅力は個性的な登場人物達の人間関係。
メインはアムロとシャアの『その後・・・』だが、ブライトの息子ハサウェイとニュータイプの少女クェスとの淡い関係。
シャアの部下 兼 愛人、シャアの女性関係に嫉妬するシャアの右腕、アムロの部下 兼 恋人と。彼らも大人になったのか。色恋事情が一段と増してきた。
そして何より各キャラ達が迎える最後が衝撃的!
あの人があの人に殺されるなんて・・・
そして迎えるラスト!
う〜ん。どうなんでしょう。
私はなんかイマイチ ピンとこなくて『えっ!終わり?』って感じてしまった。
作品の大体のあらすじと説教くさいアムロとシャアの会話を聞いて後々考えてみると製作者達からの『人類に対する警告映画』だったの?
でもラストに流れるTM NETWORKの『BEYOND THE TIME』には震えた。


劇場公開時 1988年4月1日
京成サンセット
💺300弱?
同時上映
機動戦士SDガンダム (短編)

2001年1月に惜しくも閉館。
健一

健一