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フットライト・パレードのkazu1961のレビュー・感想・評価

フットライト・パレード(1933年製作の映画)
3.7
▪️JPTitle :「フットライト・パレード」
ORTitle:「Footlight Parade」
▪️First Release Year : 1933
▪️JP Release Date : 1934/04/13
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-158 再鑑賞
🕰Running Time : 104分
▪️Director : ロイド・ベーコン
▪️Writer : ジェームズ・シーモン、マヌエル・セフ
▪️MusicD : レオ・F・フォーブスティン
▪️Cast : ジェームズ・キャグニー、ジョーン・ブロンデル、ルーヒー・キーラー、ディック・パウエル、ガイ・キッビー
▪️Review
ラストに向かってたたみかけるレヴューが圧巻ですね!!
トーキー映画の出現で失職して、レヴューの演出家が出資者に裏切られながらもショーを成功させるまで、いわゆるバックステージ物の代表作のひとつです。
哀愁を帯びたメロディが日本でも人気となり、複数の訳詞の多くの日本人歌手による日本語カバーが生まれた『上海リル』。その『上海リル』をクライマックスでギャグニーとルーヒー・キーラーが歌い踊って、従軍する兵士と合流するシーンはまさに圧巻。
また『By a waterfall』では悩ましい美女達が滝を滑り落ちたり、幾何学的模様を様々に変化させる水中バレエを踊ったりと、豪華絢爛たるレヴューに見入ってしまいます。
本作、30年代のワーナーによるバックステージ物ですが、『四十二番街』がヒットしたことによりそのフォーマットを流用した作品が多く作られ中でも代表作のひとつとなる作品です。
出演者のキャグニーやキーラーの歌やダンスも素晴らしいですが、ジョーン・ブロンデルが従来のコメディエンヌとしての演技ではなく、しっかりとした秘書に扮し、切ない女心を表情で魅せてくれます。

物語は。。。
ミュージカル・コメディーの演出家チェスター・ケントはトーキー流行の世となって失職したので、映画館のプロローグを演出することを思い立ち、フレイザーとゴールドという資本主と共同してプロローグ屋を始めました。商売は繁盛しましたが、ケントの考案はいつも外部にもれてしまいます。助手をクビにしてもそれは止まず、またケントの収入はフレイザーとゴールドにごまかされてわずかなものでした。彼はナンという秘書を助手に懸命に働いきますが。。。

▪️Overview (映画. comより)
「四十二番街」と同じくロイド・ベーコンが監督にあたったレヴュー映画で、「地獄の市長」「駄々っ子キャグニー」のジェームズ・キャグニーが「ゴールド・ディガース」に共演したジョーン・ブロンデル、ルーヒー・キーラー、ディック・パウエル、ガイ・キッビーと共に主演するもの。「四十二番街」「ゴールド・ディガース」の脚色者ジェームズ・シーモンがマヌエル・セフと共同して原作脚色、ダンスも同じくバスビー・バークレイが考案演出にあたり、撮影は「シャーロック・ホームズ(1932)」「地獄のサーカス」のジョージ・バーンズが担当している。助演者はフランク・マクヒュー、ルース・ドネリー、ヒュー・ハーバート、クレア・ドッド、アーサー・ホール、ゴールド・ウェストコット、フィリップ・フェイヴァシャムその他の堂々たる顔ぶれを揃えている。
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