こなぱんだ

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのこなぱんだのレビュー・感想・評価

3.0
長い。とにかく長い。
スコセッシは長いからもはや3時間45分とか言われてもなんの驚きもないが、史実を扱った映画を、やはり短くするのは難しかったんだろう。とにかく史実と原作をねじ曲げないように非常に繊細に作ったのだろう、そのことはわかった。

映画としては、とにかく人がどんどん死ぬのでそんなにつまらなくはなく、淡々と見れはするのだが、史実の映画化、実写化というのを他に何か上回っていたか、とすれば、俳優たちの演技くらいだろう。

もちろんスコセッシは今や巨匠なので、ナメた繋ぎやカット割りはしないし、それがあるからこそ「ちゃんと」見れはする。が、それ以上の何かを私は映画に求めてしまうので、イマイチ物足りなさを感じてしまった。

ディカプリオに情けない役をやらせたら天下一品ですね、やはり、ということを確認する。それくらいかしら。
こなぱんだ

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