ひよこまめ

バード・ボックスのひよこまめのネタバレレビュー・内容・結末

バード・ボックス(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

普通は「実体のわからない何か」に脅かされるのって結構な恐怖だと思うけど、これは展開が「ミスト」にとても良く似てる分、怪物の実体が示されないことが逆に、怖さという点で中途半端になってしまった印象。
(ダグラスの家に後から加わった男が描いていた絵がそうなのかもしれないけど、だとしたら割りとステレオタイプな感じでイマイチ)

ミストはあの巨大昆虫みたいな化け物がホントに怖かったからなー。

子どもを持つことに後ろ向きだったマロリーが、ボーイとガールを連れて逃げる最中に母として人として葛藤し、最後にそれぞれを名前で呼んで名実ともに母となるラストは良かった。

子役の演技が凄い。ボーイ(マロリーの実の子)の方がガール(一緒に避難してた女性の子)より愛されてるらしい、と感じとってることを、微妙な表情の変化でしっかり見せてくれる。
ホラーとしてはイマイチだなぁと思いつつ、ラストシーンで思わず胸が熱くなったのは2人の子役によるところが大きいと感じた。
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