若手俳優メインゆえの浅く軽量な味わい
よく出来ていたという肯定感より、もう少し深みと重厚感があればよかったと思う。
それとも全体的軽薄さはコンピューターハッキングものの宿命なのかもしれない。こちらで実感が全く掴めないままハッキングで都合よく進展するだけなので文字通り「お手上げ」。
山下智久の役どころも一つの焦点だったが、なんと悪の大ボス!
山Pゆえというよりあの若い設定では誰が演じても大ボス役というのは荷が重かったのではなかろうか。
お得意の英会話力は存分に発揮されていたと思われるが、はっきり言って悪ボスという器ではなかった。
殺人も自ら手を下すのではなく手下に可能な限り残虐に猿害させるとかするなら、冷え冷えとした恐怖感を演出できたかもしれない。
ハッカー役の二人はそこそこの存在感。しかしサムネを見ただけではてっきり一人はトムクルーズと誤認してしまったが後で調べてみますよ。
総じて星二つといったところでしょうかね。
ハンサム俳優好きには十分満足できるかも。
012009