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僕たちは希望という名の列車に乗ったのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.4
▪️Title :「僕たちは希望という名の列車に乗った」
Original Title :「Das schweigende Klassenzimmer」
▪️Release Date:2019/05/17
▪️Production Country: ドイツ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-011
▪️My Review
政治や権力に翻弄されても若本たちが自分達のやるべき事を信じて前へ進む力強さ、真っ直ぐさに理不尽な環境をさておいても清々しい感動を覚える作品です!!
物語は、「すべては、たった2分間の黙祷から始まった。。。なぜ18歳の若者たちは国家を敵に回してしまったのか?」ベルリンの壁建設の5年前に旧東ドイツで起こった衝撃と感動の実話です。
監督は、ドイツ映画賞6部門を制した『アイヒマンを追え! ナチスがもっと畏れた男』(16)の気鋭ラース・クラウメ。原作者ディートリッヒ・ガルスカ自身の実体験を綴ったノンフィクションを、緻密なリサーチで迫真のサスペンスと繊細にして深みのある感動のドラマとして描き上げまして。
また、注目すべきは本作のために発掘された新人俳優たちのフレッシュな魅力。そして過去の戦争や悲劇的な事実を語ることができない親たちの愛と葛藤を体現するのは、『東ベルリンから来た女』(12)のロナルト・ツェアフェルトら旧東ドイツ出身の実力派キャストたち。
無意識のうちに歴史的タブーを犯してしまった若者たちが、仲間との友情や恋を育みながら、あるときはまっすぐに主張をぶつけ合い、人間として正しきこととは何かをひたむきに模索していく姿に心を強く揺さぶられました。
過酷な現実にさらされた彼らの、人生のすべてを懸けた決断とは?希望を追い求めた若者たちの“小さな革命”を未来へ続く“列車”とともに描き上げた感動の実録青春映画です!!
良作ですよ!!

▪️Overview
ベルリンの壁建設前夜の東ドイツを舞台に、無意識のうちに政治的タブーを犯してしまった高校生たちに突きつけられる過酷な現実を、実話をもとに映画化した青春ドラマ。1956年、東ドイツの高校に通うテオとクルトは、西ベルリンの映画館でハンガリーの民衆蜂起を伝えるニュース映像を見る。自由を求めるハンガリー市民に共感した2人は純粋な哀悼の心から、クラスメイトに呼びかけて2分間の黙祷をするが、ソ連の影響下に置かれた東ドイツでは社会主義国家への反逆とみなされてしまう。人民教育相から1週間以内に首謀者を明らかにするよう宣告された生徒たちは、仲間を密告してエリートとしての道を歩むのか、信念を貫いて大学進学を諦めるのか、人生を左右する重大な選択を迫られる。監督・脚本は「アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男」のラース・クラウメ。出演はレオナルド・シャイヒャー(ドイツ語版)とトム・グラメンツ(ドイツ語版)など。
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