かなかな

薬の神じゃない!のかなかなのネタバレレビュー・内容・結末

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

日々薬に関する仕事に携わっているため、本当にあった事件というのを読んで、他国の医薬事情も知りたくて気になって観ました。

中国の医療制度が未成熟なために起こった事件で、まず日本の医療制度は中国に比べてかなり恵まれてるって事を感じました。日本では基本的に、高額な医療費は上限以上は保険で負担される。お金が無いから標準的な治療が受けられないって事はまずほとんど無い。一部負担金が払えないくらい困窮している場合を除いては。
中国という国の都合上、今後どれだけ医療制度が充実するかは、わからないが。

各キャラ付けもとても個性的で面白かった。
刑事役の義理の弟さんが、小栗旬さんに見えて仕方なかった。

どこまでが本当の部分なのか、わからなかったけど、主人公の気持ち、それをなじった金髪くんの気持ち、どちらの気持ちもわかる分、とても切なかった。

ただ、中国の警察の捜査が甘いのか、共犯のみんなは特に捕まってもいない。主人公以外は買い付けに行ったりとかはしていないけど、主人公が1人だけ護送車に乗っていて、彼らに見送られている場面は少し違和感があったかな。