💀2020年397本目💀
犯人がもし間違っていたらどうするんだろう…と最後の最後まで思わせておきながら、結局絶望させられるラスト。救われたようで、結局は何も解決していない歯痒さと恐ろしさが同居していて、とても居心地が悪かった。
少年の心境を割と強気に描いていたけれど、友を巻き込む事で大きな代償を払ってしまった事には変わりなくて、後味が悪いのに爽やかな雰囲気にしているのが妙な感じだった。
映画としてはそれ一択みたいな流れなので面白みは少ないが、最後に起きてしまった惨劇と先の見えない不安が恐怖を増幅させるのが胃をジリジリさせた。だいぶ経ってから今度はスカッとする方向性で続編作ってくれたら良いのにな…🔥
犯人は誰だ?!ではなく、最初から特定の人物を疑い続けているので、映画としてはだいぶ地味だけど、ラストスパートにハラハラさせられたので最後まで耐えた甲斐があった。
ジュダ・ルイスが出ていたのが嬉しかったけど、キャラクターもサブな感じだったし、お肌の調子も悪そうで、「ベビーシッター」や「クリスマスクロニクル」程の魅力は感じなかった。主人公の男の子もちょっと微妙だったけど、4人組のバランスは良かったと思う。
殺人者も皆と同じように平気な顔して暮らしているという…日常に潜む身近な恐怖を想像してゾゾッとさせられた作品でした。未解決殺人事件の犯人も、どこかでのうのうと暮らして平気な顔をしているんだろうか……と考えると恐ろしい。